昨年秋からPMD2018を開発していたのですが、10月25日にサイトがハッキングに遭って崩壊したため、過去のロードバイク記事が壊滅しました。
アクセス数の多い人気記事は、なんとか再現しましたが、詳細記事は再現せずに御蔵入りとなってます。2019年度は、8月3,4日のMFT2019以降は、ロードバイクのパワーメーターの続きを開発していく予定です。2018年に完成予定だったのが、1年遅れてしまいました。
●パワーメーター開発が遅れたことのメリット
MFT2017に発表したSEAT TUBE型パワーメーターを2018年末で完成させるつもりでおりましたが、原理系の解析力不足で未達となってました。
2018年1月~8月まで3DPで作る6分力センサを開発してMFT2018へ出展しました。さらに、2019年1月からは、高精度6軸力覚センサとクワエルマウス開発を始めて、高性能ひずみICをTSSOPで実装する技術が見に付きつつあります。
このことで、多分力を測定するスキルが2017年当時と比較して桁違いに向上しました。ですので、パワーメーターだけ開発していたら、得られない技術とスキルを身に付けることができました。自転車フレームに貼るだけの技術だけでは、簡単なのでスキルが向上しなかったでしょうから、高みを目指して開発することは、波及効果が広くて開発全般のレベル向上が実現できることを実感してます。
スキル1:多分力を各種ひずみゲージブリッジを組み合わせて測定できる
https://shinshu-makers.net/shinshu_makers/category/%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E5%AD%A6%E7%BF%92/
スキル2:ひずみゲージを多数高密度で貼る技が身に付いた
スキル3:干渉補正計算を出来るようになったので、校正手段と精度が格段に向上
https://shinshu-makers.net/shinshu_makers/2018/05/01/%E3%80%906%E5%88%86%E5%8A%9B%E8%A8%882018%E3%80%91%E5%A4%9A%E5%88%86%E5%8A%9B%E8%A8%88%E3%81%AE%E8%AB%96%E6%96%87%E8%AA%BF%E6%9F%BB%EF%BC%9C%E5%B9%B2%E6%B8%89%E8%A3%9C%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%A6/
スキル4:HX711、LT1157を卒業してAD7194,7193で高精度高速小型化実現
http://shinshu-makers.net/shinshu_makers/2019/05/16/%E3%80%90mft2019%E3%80%91ad7193_tssop_4ch%E5%8B%95%E4%BD%9Cok%EF%BC%9C%EF%BC%93%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%9E/
●2019年は、信越五高原ロングライドに参加します
そのため、自作にSEATTUBE型にパワーメーターで参加したいと思ってます。
http://shinetu5ride.org/
パワータップで参加するより、DURAACE 超軽量ホイールのまま、フレームにひずみゲージを
貼っただけで、パワーが測定できるパワーメーターがシンプルで軽量でよいということを実証したいと考えてます。