結構小さい箱に入ってました。
H&H HDP108 には、バイスが付属しているのですが、ワークを
精度良くXYで移動させて寸法精度をだしたいので、クロステーブルを載せることにしました。
取り付け長穴のピッチは両者一致しているのですが、ねじ径が違っていて、クロステーブルがつけられませんでした。近くのホームセンターへ行って、M8x30六角穴付ボルト4本とナット4個ワッシャ8x22を8枚買ってきて取り付けました。
ボール盤本体は、既に組み立ててあるので、台に軸を差し込んで止めねじ2本を締めればできあがりです。
適当に載せてあるだけですので、使う時に位置調整をします。
HIC TOP PRUSAi3の隣にピッタリ設置できました。小型で良かったです。これ以上電気工作機械を設置するスペースがないのでボール盤と3DプリンタでMAKER活動をやっていかないと思うのですが、CNCが欲しくなるかもしれません。
●クロステーブルの精度測定
だいたい、3千数百円で、精度がでていたらラッキーだと思っていたのですが、やはり、おもちゃでした。
ダイアルゲージを当てて測定しました。
ダイアルを1回転させると0~1という目盛り値が刻んであるのですがダイアルゲージ値を読むと
平均で1.222mm±0.136mmでした、普通ねじを使っているみたいでとてもモノを精度よく送るためのねじではなく締結するためのねじをテーブルに使っているようです。
=>結果としてクロステーブルのダイアルの目盛りは、無用の長物だと判ったので、ダイアルゲージを常設して、ダイアルゲージ値を読みながらテーブルを移動させて穴空け作業をする以外にないということで、ダイアルゲージを増設することにしました。
ダイアルゲージをドリルにあてて、ゆっくり回転させると
レンジで90μmの振れ幅でした。振れ精度は0.1mm以下はでているみたいですので、簡易ボール盤としてOKだと思います。
これで8千円ですので、コストパフォーマンスとサイズパフォーマンスで満足しました。
●使い勝手
未だ、使ってないのですが、今わかる点は、
ドリルの高さ調整をするために後ろのハンドルねじを緩めて本体を上下させることで調整するのですが、ハンドルがモーターコントロールダイアルボックスに当たってしまうので、ちょっと回してバーをひっくり返しながら回さないといけないのが不便です。
アマゾンのレビューでもこの不便さが我慢ならない人がいて
ベッドが上下するタイプを買い直すそうです。
https://www.amazon.co.jp/review/R24XM9DKOT0FEI/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=B00K15ZLEY&channel=detail-glance&nodeID=2016929051&store=diy
私は、このねじの調整だけなら、自分で改良できると踏んでますので買い換えようとは思いませんが、それより軽量コンパクト低価格でそこそこの精度が有り難いと思います。
●以後
クロステーブルがくせ者なことが判ったため、改良しながら進めていきますが、明日以降、板金と3D部品を一挙に真直穴が空けられるか実験していきます。穴のピッチ精度だしは、ダイアルゲージが10ミリまでなのもう少し大きなダイアルゲージを仕入れてからにします。
※2018年10月現在2年間使ってみて、滅多に使わないので小型なことが良かったと思います。
トルク足りないですが、無理せずに注油しながら穴あけすれば大丈夫です。それよりドリル刃の摩耗が早いので
何本か同じサイズを用意しておいたほうがいいです。